《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》 (部分)2000-02年、油彩・キャンバス、196×296cm、シカゴ美術館蔵
©Peter Doig. The Art Institute of Chicago, Gift of Nancy Lauter McDougal and Alfred L. McDougal, 2003. 433. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 C3006

2020.2.26.WED - 6.14.SUN 東京国立近代美術館 The National Museum of Modern Art, Tokyo.

新着情報

  • 2019.12.03 英語ページを公開しました
  • 2019.12.03 展覧会特設サイトをリニューアルしました

なつかしくて、あたらしい。
イギリスが誇る現代の
「画家の中の画家」日本初個展

ピーター・ドイグ(1959-)は、ロマンティックかつミステリアスな風景を描く画家です。今日、世界で最も重要なアーティストのひとりと言われています。彼は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告、彼が過ごしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて絵画を制作してきました。

私たちが彼の作品に不思議と魅せられるのは、誰もがどこかで見たことのあるイメージを用いながらも、見たことのない世界を見せてくれるからだと言えるでしょう。本展は、ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展です。絵画から広がる想像の旅へ、みなさんをお連れします。

Chapter1

森の奥へ 1986年〜2002年

1992年、イギリスの美術雑誌『フリーズ』で作品が取り上げられ、1994年にはターナー賞にノミネートされたことなどを通して、ドイグはロンドンのアートシーンで一躍注目を浴びることとなりました。当時、デミアン・ハーストに代表されるヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)と称される若手の作家たちが台頭し、大型で派手なインスタレーションがアートシーンを席巻していました。こうした状況下、すでに時代遅れのメディアのように見られることもあった絵画というジャンルにおいて、その歴史と現在の視覚文化に向き合いながら、いまだ見たことのない光景をつくりあげる彼の真摯な取り組みが、極めて新鮮なものとして評価されたのです。

Chapter2

海辺で 2002年〜

ドイグは、2002年に活動の主な拠点を、ロンドンからトリニダード・トバゴの首都、ポート・オブ・スペインに移します。移住前後から、彼は海辺の風景を主なモチーフに選ぶようになり、さらにこれまで比較的厚塗りだった画面が、キャンバスの地の部分が透けて見えるほどの薄塗りの油絵具、または水性塗料による鮮やかな色彩のコントラストによって構成されるようになりました。一方、デビュー当時から一貫して描かれているモチーフのひとつが「カヌー」です。映画「13日の金曜日」のワンシーンを着想源のひとつとするこのモチーフは、あたかもカヌーをめぐる物語が進展するかのように、さまざまな場所を漂流し、私たちの想像の旅へと誘います。

Chapter3

スタジオフィルムクラブ 
─コミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ 2003年〜

スタジオフィルムクラブとは、ドイグがトリニダード・トバゴ出身の友人のアーティスト、チェ・ラブレスと2003年より始めた映画の上映会です。ポート・オブ・スペインのドイグのスタジオで定期的に開催されています。誰でも無料で参加することが可能で、映画が終われば上映作品について話し合ったり、音楽ライブへと展開したりする。一種の文化的サロンのようなコミュニティの形成を目的としたプロジェクトです。
この一連のドローイングは素早く描かれ、建物を共有している人々や近隣住人に上映会を周知するために掲出されました。ドイグがロンドンで親しんできたいわゆる名画座やミニシアターに着想を得て、過去の名作や粒よりの映画が上映作品として選ばれています。

ピーター・ドイグの魅力

ピーター・ドイグの魅力

ピーター・ドイグ
Peter Doig

(1959-)

1959年、スコットランドのエジンバラ生まれ。カリブ海の島国トリニダード・トバゴとカナダで育ち、1990年、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで修士号を取得。1994年、ターナー賞にノミネート。2002年よりポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)に拠点を移す。テート(ロンドン)、パリ市立近代美術館、スコットランド国立美術館(エジンバラ)、バイエラー財団(バーゼル)、分離派会館(ウィーン)など、世界的に有名な美術館で個展を開催。同世代、後続世代のアーティストに多大な影響を与え、過去の巨匠になぞらえて、しばしば「画家の中の画家」と評されている。

現代アートのフロントランナー

1994年に、主にイギリスで活躍する現代アーティストに贈られる名誉ある賞「ターナー賞」にノミネートされて以来、世界中の名だたる美術館で個展が開催されてきました。彼の作品は美術市場でも高く評価されており、代表作のひとつ《のまれる》は、2015年のクリスティーズ・オークションで、約2,600万米ドル(当時約30億円)で落札されました。

おもわず物語りたくなるイメージ

《のまれる》をはじめ、数多くの作品で小舟がモチーフに用いられています。これはもともと映画『13日の金曜日』などから着想を得たモチーフです。そのためか作品は静けさと不穏な気配を帯び、これから何が起こるのかと私たちの想像力を誘います。ちなみにこのウェブサイトのメインビジュアルの作品《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》にも小舟が描かれています。

日本も描いた!豊かな風景描写

《スキージャケット》は、日本のニセコのスキー場の新聞広告をもとに描かれています。《ラペイルーズの壁》は、トリニダード・トバゴにある墓地の外壁を歩く男性が描かれた作品ですが、作家曰く、小津安二郎の映画『東京物語』における「計算された静けさ」も念頭に置いて描いた作品とのこと。ありふれた既存のイメージや作家自身の経験が重なり、なつかしくてあたらしい、見たことのない風景が作り上げられます。

インパクトのある大型作品

本展では複数の大型作品が出品され、なかには幅3メートルを超える超大型作品もあります。単にサイズが大きいのではありません。スケール感があるのです。印刷物やスマートフォンでは伝わらないこの感覚を、ぜひ美術館で体感してください。

チケット

チケット

観覧料 当日 前売り/団体
一般 ¥1,700 ¥1,500
大学生 ¥1,100 ¥900
高校生 ¥600 ¥400
  • 前売券の販売期間は2019年12月21日(土)― 2020年2月25日(火)
  • 障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
  • 本展の観覧料で入館当日に限り、「MOMATコレクション」(4F-2F、所蔵品ギャラリー)、コレクションによる小企画「北脇昇:一粒の種に宇宙を視る」(2F、ギャラリー4)もご覧いただけます。
  • いずれも消費税込

スペシャルチケット

早割チケット

1,000円

※入場対象期間:2020年2月26日(水)― 3月8日(日)
販売期間=2019年12月3日(火)10:00 ― 12月20日(金)23:59
販売場所=チケットぴあ(Pコード: 685-082 )

ペアチケット

2,000円

販売期間=2019年12月14日(土)10:00 ― 2020年2月25日(火)23:59
販売場所=チケットぴあ(Pコード: 685-083 )
※入場券2枚セットでの販売。1人で2回の使用も可能。

音声ガイド付きチケット

2,000円

販売期間=2019年12月14日(土)10:00 ― 2020年2月25日(火)23:59
販売場所=チケットぴあ(Pコード: 685-084 )

チケット販売場所

  • 前売券の販売期間は2019年12月21日(土)― 2020年2月25日(火)
  • スペシャルチケットはチケットぴあのみでの販売になります

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チケットぴあ(Pコード:685-081)

【店舗】セブン-イレブン(マルチコピー機)、チケットぴあのお店
【WEB】ご購入はこちらから

ローソンチケット(Lコード:35821)

イープラス

音声ガイド・物販

音声ガイド・物販

Coming Soon

イベント

イベント

3月1日(日)
13:30 ー 15:00
ピーター・ドイグ
トークイベント

作家本人による貴重なトークイベントを開催します。

会場=東京国立近代美術館 地下1階 講堂

*当日10:00より1F受付にて整理券配付
*先着130名、聴講無料、要観覧券(半券可)

開催概要・アクセス

開催概要・アクセス

展覧会名
ピーター・ドイグ展
会場
東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
(〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1)
会期
2020年2月26日(水) ー 6月14日(日)
休館日
月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館)、5月7日
開館時間
10:00 ー 17:00 金曜・土曜は20:00まで
(入館は閉館30分前まで)
主催
東京国立近代美術館、読売新聞社、ぴあ
特別協賛
ジョージ・エコノム・コレクション、マイケル ヴェルナー ギャラリー
協賛
大日本印刷
協力
ヤゲオ財団、ライトアンドリヒト株式会社
お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
アクセス
東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分
東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」4番出口、
半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町」1A出口より各徒歩15分
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報道関係者のお問い合わせ先

ピーター・ドイグ展広報事務局

 

担当:中田、大迫(株式会社スキュー内)
〒107-0062 東京都港区南青山6丁目12−10 ユニティ501号室
TEL:03-6450-5457
FAX:03-5539-4255
E-mail:peterdoig-pr@skewinc.co.jp